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■施工実績

   木製オリジナル物置 

鎌倉市I様邸

お客様の声

あったらいいなと思っていた物置。

家裏のスペースに調度よいサイズのものを市販品で検討してみましたが、低価格で探すと奥行きがなく、それほど物が入らないそうだったり、高価格のものを見ると、せっかくの窓が隠れてしまう型だったり、、、。

そこで、やはり、神成さんに作って頂く事にしました!さすがです!

外廻りは、家の外観と合わせて下さったり、中には希望通りの棚を付けて下さったり、価格、全てにおいて大満足の物置が仕上がりました!!外廻りの塗装を家族全員で塗らせて頂いて、子供達にも思い出の物置です。

ご依頼の内容

以前から大変お世話になっているお客様から、物置を作って欲しいというご依頼をいただきました。市販の物置などで探されたのですが、なかなか丁度良いものが見つからないのでということです。家とのバランス、外観、土地柄(※①風致地区)に溶け込んだ木製の物置、というご希望ですので、ただの物置という訳にはいきません。しかし実はこのお客様のお宅の新築工事もやらせていただいておりましたので、ご依頼をいただいたときからお客様がお望みの物置のイメージは頭の中に浮かんでいました。設置スペースは家の真裏です。そこには、バスルームのサッシがあり、たしかに容量の大きい市販のものでは窓を隠してしまい、窓を隠さないように選ぶと容量が足りなくなってしまいます。

早速お客様のご依頼の内容や予算などを考慮したご提案をさせていただきました。

●木製のオリジナル物置作り

作業概要

ご提案した物置はすぐにオーケーをいただきました。早速着工です。

●まず床と壁の下地です。まずピンコロ(※②)を据えて、土台と根太を回し、ラーチ(※③)12mmを床に張りました。

 

●次は、柱を建て、ラーチ9mmを張り、その上に防水紙を張り、下地を作りました。あとは、外壁と屋根の仕上げの材料です。

 

●外壁は、家のラップサイディング(※④)に合わせて、杉の羽目板(※⑤)を横張りしました。屋根は、ブロンズ色のポリカの波板です。その波板を使用することで、昼間は十分な明るさを得ることができます

 

●建物に接する際の部分などはコーキング処理(※⑥)をして、雨対策も万全です。

最後に外部の塗装です。

家の色に合わせて、キシラデコール(※⑦)のウォルナット色に決まりました。

奥様からご家族全員で塗りたいというご希望をいただきましたので、急遽カメラマンに早変わりです。

 

工事を終えて

●皆様のご協力のおかげで、とてもカッコいいI邸の愛情のこもった、世界にひとつだけの物置の完成です。

●ご自宅のイメージにもピッタリで周囲の自然にも溶け込むとても立派な物置になり、ご家族の皆さんにご満足いただけただけたので、自分も大満足です。

●木製の物置ですが、素材の選択はもちろん、土台作りから完成まで、あらゆることを想定し、一瞬たりとも手を抜かずに作りましたので、耐久性や使い勝手、込められた愛情もどの物置にも負けない自信作です。

 

用語解説

※①風致地区

風致地区(ふうちちく)とは、1919年(大正8年)に制定された都市計画法において、都市内外の自然美を維持保存するために創設された制度である。 指定された地区においては、建設物の建築や樹木の伐採などに一定の制限が加えられる。「 風致」とは、「おもむき、あじわい、風趣」の意。

 

※②ピンコロ

たとえば、鉄筋の下に入れて被り厚を確保するのに使ったりするサイコロ状のスペーサーや、床下の束の下に入れるコンクリート製の練り物などをピンコロという。

 

※③ラーチ

マツ科の落葉針葉樹。ヨーロッパカラマツの事。漢字では欧州唐松、西洋唐松。英名はEuropean Larch。針葉樹としては比較的硬く強度があり、樹脂を多く含み腐朽に対する耐久性に優れているため、建築用の構造材や木製サッシ、船舶材、枕木、合板などで使用されている。

 

※④ラップサイディング

ラップサイディングとは. 幅の細い板を1枚1枚ていねいに重ね張りして仕上げる工法で、欧米の木造建築に外壁として永きに渡り受け継がれている。日本においてもその歴史は古く、「鎧張り」「下見板」「横羽目」などと呼ばれ、木造の伝統建築に見られる。

 

※⑤羽目板

木造建築の外壁仕上げの一種で、たて張りの板材を指す。真壁の外壁の土塗壁などの保護のために土塗壁の上に張られることが多い。

 

※⑥コーキング(処理)

コーキングとは、建築物において、気密性や防水性のために施工される隙間を目地材などでふさぐ(充填する)事。 また、その材料であるパテなどを充填材・コーキング材・コーキング剤・または単にコーキングと呼ぶ。

 

※⑦キシラデコール

日光や風雨に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護する。木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作らず木の通気性を保つため木の呼吸を妨げない。塗膜を作らないので、塗り替えの際もごみやほこりを落とすだけで上塗りすることができるなど、メンテナンス性に優れる。木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果がある。

 

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